MARCHE&EVENTS

人口減少社会のデザイン – 地域分散社会の実現に向けた十勝・帯広発での挑戦 (オンライン+リアル開催)

2008年をピークに人口減少が続く日本。「少子高齢化」が日々進行するなかでどうすれば明るい未来を描けるのか? 「日立京大ラボ」のAIが示したのは、「東京一極集中」から「地域分散」 / 「拡大・成長」から「持続可能性」への方向転換の選択を巡る未来シナリオ。コロナ禍を体験し「東京一極集中」を前提とした従来型モデルの脆弱性・問題性が顕わになる一方で、地域での「仕事」や「暮らし」の可能性に対する新たな期待が急激に高まっています。「国が地域を救う」地方創生から「地域の取組みが国のカタチを変える」地方創生へ。

本イベントでは、2018年に発刊された『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社)の著者である広井良典京都大学こころの未来研究センター教授をオンラインでお招きし、①人口減少社会のデザイン、②東京一極集中から地域分散への転換、③ 人口10万人規模の地方都市(含む帯広市)が果たす役割と可能性、などを中心にご講演をいただきます。

本イベントを主催するのは、帯広の中心市街地でHOTEL NUPKA(ホテルヌプカ)を運営する十勝シティデザイン株式会社。ホテルから街を作る「ホテルアーバニズム仮説」に基づき2016年に同ホテルを開業し、短編映画製作、クラフトビール開発、地域商社、馬車BAR事業など様々なプロジェクトや事業を開始、2020年にはふるさと企業大賞(総務大臣賞)を受賞。

2020年11月には、帯広市・第一生命・十勝シティデザインの三者が「ワーケーション等の推進に基づく関係人口創出・拡大に向けた連携協定」を締結。2021年には同協定に基づき、第一生命が帯広市内に保有するビル内に十勝シティデザインが新館「NUPKA Hanare」(ヌプカハナレ)を開業し、今後の展開・取組みへの注目が高まっています。

本イベントでは、広井教授が提唱する「人口減少社会のデザイン」の具体化を目指す、①ホテルを起点としてまちづくり、②ワーケーション推進による関係人口の創出・拡大、③関係人口を地域発のイノベーションに繋げる「リゾベーション」など「東京一極集中から地域分散への転換」に向けた十勝・帯広での取組みをご紹介します。

「アフターコロナ」とともに、地域・地方の生活者・企業・自治体が「人口減少社会のデザイン」の主役となる時代が到来します。これまでの窮屈な常識から解き放たれ、より人間的な生き方、働き方、考え方へ大きく変わっていける時代の転換点について、ご一緒に考え語り合える時間としたく是非多くのご参加をお待ちしております。


イベント名:「人口減少社会のデザイン – 地域分散社会の実現に向けた十勝・帯広発での挑戦」
日 時 : 2021年7月15日(木) 午後4時から5時30分(約90分)
場 所 : 第一ライフ・デザイン・スクエア・十勝(帯広市西1条南10丁目19) 1F会議室
定 員 :オンライン参加 100名 /  会場参加 30名 
参加費 : 無 料
主 催 : 十勝シティデザイン株式会社
共 催 : 帯広市・第一生命保険株式会社
問合せ : event@nupka.jp までメールにてお問合せください。

< 広井 良典(ひろい よしのり)教授について > 

京都大学こころの未来研究センター教授
1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了後、厚生省勤務後、96年より千葉大学法経学部助教授、2003年より同教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。16年4月より現職。専攻は公共政策および科学哲学。限りない拡大・成長の後に展望される「定常型社会=持続可能な福祉社会」を一貫して提唱するとともに、社会保障や環境、都市・地域に関する政策研究から、時間、ケア、死生観等をめぐる哲学的考察まで幅広い活動を行っている。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で大佛次郎論壇賞を受賞。著書に『日本の社会保障』(エコノミスト賞受賞、岩波新書)、『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社)など。

< 十勝シティデザイン株式会社について > 

2014 年帯広市で創業。十勝・帯広の魅力を世界に伝える短編映画「my little guidebook」(2015 年)を自主 制作。2016 年 3 月、中心市街地活性化事業の一環としてコミュニティ型ホテル「HOTELNUPKA」を開業。 故郷・十勝の魅力に価値を見出し、ホテルを拠点に複数のプロジェクトを展開。2019 年には、ばんえい競 馬の元レース馬が曳く馬車で夜の中心市街地を巡る「馬車 BAR」事業を開始。令和2年度ふるさと企業大 賞(総務大臣賞)を受賞。2021年4月に新館「NUPKA Hanare」を開業。


< 北海道帯広市・第一生命・十勝シティデザイン、ワーケーション等の推進に基づく関係人口創出・拡大に向けた連携協定について >

帯広市(市長:米沢 則寿)と第一生命保険株式会社(代表取締役社長:稲垣 精二、以下「第一生命」)及び十勝シティデザイン株式会社(代表取締役:坂口 琴美、以下「十勝シティデザイン」)は、2020年11月16日、帯広市におけるワーケーション等の推進に基づく関係人口(※1)創出・拡大に向けた連携協定(以下「本連携協定」)を締結しました。詳細は下記URLよりご覧いただけます。

https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP600209_X11C20A1000000/